マインド・生活習慣

医学部受験にみる性別ごとの弱点

男女それぞれの最大の弱点について触れておきます。

女性の場合は、男性以上に周りの目を気にします。
だから〝つるむ〟。
仲間と一緒にいないと、〝ハブ〟にされたと考えてノイローゼになってしまう子も少なくありません。

男性と違ってほぼ引きこもりはありません。
つるんでいない女子は、独立独歩で生きるだけの胆力を備えているか、あるいはつるめずに必死に孤独と闘っているかのどちらかなのです。

もちろん、この〝つるむ〟という行為は勉強にはマイナスです。
寂しいからつるむ。
声を掛けて、無視する人間は仲間外れにする。
皆、それが怖くて誘いを断らない。
それでは勉強などできません。

しかも、そこでさまざまな人間模様が巻き起こってしまいます。
さまざまなタイプの諍(いさか)いから、不信感を抱き、感情的になることも少なくありません。
勉強にとってプラスのことなどは少しもありません。
恋のトラブルも多いことでしょう。

このグループ化にからめとられてしまうと、それまで成績が良かった女子も当然、落ちていくことになります。

そこで「勉強しなければ」と目が覚めても、そうやすやすとは抜け出せない。
そんな時に、助けるのも私たち教師や職員なのですが、そういう人間が周りにいなければ、自分自身がとにかくしっかりして、そうしたグループから今度は自立していくしかありません。

次に、男性の弱点は何でしょうか。
男性はつるんでも、ドライです。
それほど問題にはなりません。
男性の最大の弱点は恋愛です。
男同士でつるむのではなく、女性と恋に落ちる。
そうなれば当然、勉強など手につかなくなります。

男女関係だから、これは男女共通という言い方もできますが、女性のほうが多くの場合は恋人をつくっても、「確保したからこそ安心」といったふうに勉強する。

それに比べて、男性の場合、恋人をつくってしまうと勉強以上に「ふたりで何をしよう?」「どこへ行こう?」「どうすれば喜ぶか?」などと、自分の生活の時間を大部分、恋人に捧げてしまう。

極論すると女性は、恋愛を勉強の糧かてとすることはあっても、男性に溺れて勉強を蔑(ないがし)ろにしてしまうということはあまりないようです。
恋は息抜きのようです。

いずれにしても結論はこうです。
男女とも、医学部受験直前の1カ月は異性を遠ざけろ!
この意味はもうわかりますね。

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