勉強の集中力が持たない。何をすればいいのかわからない。などというお悩みをお持ちの受験生も数多くいらっしゃるのではないでしょうか。
勉強におけるコーチングというのは、生徒が目標を達成することを助ける「支援」を主な目的としています。
勉強というのは、何か大きな目標を達成しようとした時に全て自分で算段を立てるものです。
7月までに、この問題集を解き終えて8月ではセンターレベルで80%くらいを目指して、その後過去問を解いて合格点を目指す。といった具合に大まかな目算を立てるものです。
まだここまでは良いのですが、ここからが鬼門です。実際に、やり始めるとさらに細かい部分での目標設定が必要になってきます。一度やったところができない、特定の分野が一向に進まないなど問題は様々です。
こういった状況に、臨機応変に対応できる生徒もいれば対応できずに学力が伸びない生徒もいます。このようなケースで効果を発揮するのがコーチングだと言えます。現在の状況を的確に判断し、何をすべきなのか。どのように時間を使うべきなのかを適切に判断し、アドバイスをしてくれる人間が必要です。
勉強の世界では、昔から勉強は一人でするのが当たり前。という固定概念が根強く残っていますが、スポーツの世界ではコーチがいないなんて事は考えられません。
勉強でコーチ?と思われるかもしれませんが、少しスポーツを考えてもらえると必要性が見えてくるかと思います。
スポーツではコーチが、トレーニングメニューを考えながら選手の得意不得意を理解し、長所を伸ばし短所を克服させるように指導していきます。育成している選手の悪い癖やなぜ上手く勝てないのかを分析しながら毎日のようにアドバイスをしていきます。もちろんチームでの全体メニューもありますが、指導する時には個々に指導していく状況がかなり多いと言えます。
このような、試みが勉強の世界では「授業」という事だけに集約されてしまい個々の生徒の特長や得意不得意はおざなりになって、あとは自分で上手くやってくださいといった形になってしまいます。
これでは、勉強がいつまでたっても伸びないのは無理もないでしょう。特に短期間で結果を求められる浪人では、難しいと言えます。
勉強は、適切なアドバイスを計画的にしっかりともらえる、すなわちコーチがいる状況で取り組むことが学力向上にとって大変効果的です。
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