試験が間近に迫った、受験日前日。
緊張がピークに高まり、最も精神のコントロールが難しいタイミングです。
本コラムでは、受験日前日の過ごし方や注意点を挙げておきます。
参考にして、しっかりこなしてください。
受験日前日のポイント
1. もう習慣ができているでしょう? 6時前には絶対に起きること
試験開始時刻の8時には、頭をフル回転させるためです。
2. 新しい問題集や赤本などは絶対に見るべからず
そんなことをしたら、今まで一生懸命に覚えたことが薄れて、下手をすれば消えてしまいます。
3. 自分でまとめたプリントを何気なくペラペラと見ていることが大事で、テレビやゲームなどは絶対に見ない、やらないこと
余計なことを考えないようにして、今まで頭に入れたことに自信をもってください!
4. 軽い夕食をとり、お風呂にゆっくり入り、絶対に21~22時の間に就寝すること
それでなくても、不安などに苛(さいな)まれるものなので、極力、副交感神経のスイッチが入るように行動し、速やかに寝て、当日の朝は無心で試験に臨めるようにしてください。
受験日当日のポイント
医学部受験の場合、多くは教科と教科の試験の間の休憩時間が平均30~50分もあり、昼休みは何と90~100分もあります。
ですからこの時間を有効活用することで、合格の可能性が格段に上がるのです。
1.家を出る前の15分、当日会場用プリントのすべてに目を通す
その分、余裕をもって起床することが重要です。
当日目を通したものは、必ず試験に出ます。
さっき見たものが出るというケースが多いのです。
2.会場には早めに入ること。周りを見ている暇などありません。ここでもすぐにプリントを出して、最初の試験科目についてのまとめを、もう一度見直して受験すること
周りが何を机の上に出しているか、とか、「あいつは余裕がありそうだなあ」とか、そんなことは決して気にしないこと。
そんなふうに周りを眺めて萎縮してしまうヤツは愚かとしか言いようがありません。
最初から最後まで、自分を貫き通すこと。
他人など見ずに、プリントを見る。
それが合格の最大のコツです。
3.終わった試験のチェックは絶対にしないこと
終わった試験はできなかったところが気になるもの。
その、できなかったところを参考書なりで確認しても、確かにできなかったことがわかるだけで、「ちきしょう!」と思うだけでしょう。
そんなことをすればするほど、テンションは下がり、イライラが募り、せっかく覚えたものも消えてしまいます。
次の試験に大きく影響してしまう。
だから、終わった試験のことは絶対に考えないこと。
4.昼休みは最大のチャンス! このチャンスの効能を決して甘く見ないこと。
なぜならば、90~100分もあるからです。
そのためにつくったプリントなのです。
何回でも言いますが、終わった科目のことは忘れること。
周りは見ない。
自分のことだけ考えます。
プリントを見ることに集中してください。
そして昼食はあくまでも軽めに済ますこと。
食べ過ぎは禁物です。
以上のポイントを必ず死守してください。
淡泊な人間は失敗します。
最後まで粘れ!
死ぬ気で粘れ!